ドッグダンス本番での目標をクリアにする

ドッグダンスの何が難しいって

やはり

一番難しい事は犬のメンタル面を整えること。


本番で成功する秘訣の一つは環境と前記事で書きましたが

⇒ ドッグダンス本番で練習通りの成果を出す為には?


その時、その時の環境馴致の他、

犬が経験によって学習する環境、状況というものがあります。


本番、毎回毎回、

「あー、ここは、なんかいやなことをやらされる場所だ!」

「ママがいつも変になる場所だ!」

「ママが終わったあと、がっかりする場所だ!」


ということを経験している犬は

似たような環境

つまり、本番、リンクに入った途端に

以前の経験がフラッシュバック。


技術云々、馴致云々より前に

どどーんと、気分が下がってしまいます。


ということで、

トレーナーや

ベテランハンドラーたちは


「失敗しても、終わった後に頑張った!ってほめてあげて!」

「リンク脇で、何か成功体験をさせてあげてほめてあげて!」


と口をすっぱくして言うワケです。



ただ。


犬は、

特に、毎日一緒に暮らしているパートナードッグは

飼い主の感情に敏感。


「うまくいかなかった」

「全然だめだった」

と飼い主が心の底で思っている以上、


終わった後にどんなに褒めても、

本心ではないことを察知してしまいます。


ではどうしたらいいのか?


私がお勧めなのは

目標設定をクリアにすること。


そしてその目標設定をとても低くすること。


だいたい、

皆さん、

「ルーティーンを練習通りに

 しかも集中バツグンで

 練習に近い状態で本番もできること」

を目標にしてしまっているんですよね。


私も10年以上やっていて

しかも4頭の犬とやっていても

練習に近い状態で

とてもいい状態で演技できたのは

片手で数える程。


競技会出陳レベルであれば

犬も人間もそれなりに経験を積んでいるので


目標を

「練習通りにルーティーンを行う」


ということでOKだとは思いますが


犬、または人間の経験がまだ浅い場合、

これを目標にするのは

無謀というもの。


練習通りにできなくて

落ち込む可能性が90%以上なのですから。


また

以前の記事 

⇒ 犬と遊ぶ事に呪縛されないで

にも書きましたが、


遊ぶ事一つをとっても

犬の性格によってさまざま。


ハンドラーと

走ったり飛んだり、

テンション高く遊ぶことが好きな犬もいれば、


おもちゃを使って

アクティブに遊ぶ事が好きな犬もいます。


また、おもちゃよりも

食べ物が命!の犬もいます。

(こういった犬の場合、

 食べ物、トリーツを使う事自体をゲームにすれば

 立派な遊びになります。)


あなたの犬、

現在のレベルで、

達成可能な目標レベルはどの程度なのか?


他の犬と比べず、

同じ犬種だからとひとくくりにせず

じっくり、自分で考えてみること。


ものすごくビビリで

初めての環境になれるのに時間がかかる犬なのに

リンクで

スピンをやれ、ウィーブをやれ、ヒールワークをやれ!

なんて、無謀なのです。


練習でも成功率が8割程度のトリックなのであれば

本番で成功する確率は1割にも満たなくなるのです。



今日は、リンクの中で

トリックを何もやらなくても

呼んだらそばにきてくれたらOK!


スピンを一回できたらOK!


新しく入れたトリックを

本番前の馴致の時にできたら今日はそれでOK!


そんな目標だったら

終わった後に


「できたね!」

って、心から褒められると思いませんか?



ちなみに

我が家のミニシュナぴょん

(オス推定8歳)の場合、


我が家に来た当時は

もうとにかく脱走魔で、

ドッグダンスをやる以前の問題だったので、

目標は

リンクでトリックができるとかそういうレベルではなく、

まず、

「脱走しないこと」


私から視線が外れたら

脱走の可能性が高いので、

トリックなんか二の次!


とにかく

視線が外れない様に

全神経をそこに集中させていました。


なので、

ぴょんは、本番で嫌な体験をしたことがなく

精神面では

いい方向で成長していると思います。


スタンプーたちの方が

なまじ理解力が高いので

私の期待度が高く

その期待感から、技術習得の見極めが正しくできなかったり

また、

精神面でのケアがおざなりになってしまった事が多く、

ダメダメでしたね~。


技術の習得はあとからでもどうとでもできますが

メンタルは

本当に繊細で、丁寧に丁寧に作り上げていかなければならない部分。


焦らず、ゆっくり

欲張らないで。

Dance with you-ドッグダンスを貴方と

ドッグダンス、ドッグスポーツ奮闘記